Redmine - No Ticket! No Commit!

Redmineによるタスクマネジメント実践技法」を軽く読んだ。
気になった項目を書いておく。

Amazon.co.jp: Redmineによるタスクマネジメント実践技法: 小川 明彦, 阪井 誠: 本
2010/10/13発売。

プロローグ

TiDD(チケット駆動開発)

  • チケットは作業指示書である。仕様書はバージョン管理する。
  • PLがチケットを常時保守する。
  • コミットログにチケットNoを書く。
  • チケットはバージョンでグループ化し、順次リリースしていく。

TiDD

No ticket, no commit

独りスクラムとTiDD

スクラム (ソフトウェア開発) - Wikipedia

実施しなければならないチケット達 - プロダクトバックログ
それぞれのチケット(マイルストーン付き) - スプリントバックログ

チームで実施すべきチケットは、作業する個人にとってはプロダクトバックログで
個人に割り当てられた作業は優先順位や作業順序を決めスプリントバックログが決定する。

TiDDでは、こなさなければならないバックログ(チケット)を日々一覧で確認し順に実施していく
大切なのは、優先付された作業の一覧があり、順に実施するという作業を繰り返していること。
もし、新しいチケットを割り当てられてコミットするならば、優先順位に従って実施できるチケットを再度決める。

チケットの粒度

1~5人日程度。(成果物の単位で作る。WBSから作る。)

ストーリーカード・タスクカード

チケットの親子関係で作る。
version 1.0以降からチケットの親子関係がサポートされている。(この本ではversion 0.8.7)

Redmineにおけるバージョンの概念

XP:イテレーション - 2週間くらい
Scrum: 4週間くらい

バージョンを作る

イテレーション開始

順序を決めつつ、チケットを順次作業

バージョンをリリース

XPについて日本語でサクッと知りたいならここ↓
- eXtreme Programmingの魅力を探る

開発サイクル

ロードマップ作成

バージョン作成(リリース計画・イテレーション計画)

チケット登録

チケット解決(TDD,リファクタリング)

リリース(継続的インテグレーション)

振り返り(KPT)

Redmineのプロジェクト規模

2つの視点から考える。意外と少なめな感じ。

タスク管理の観点から

メンバー5人が限界。(チケットが増えすぎてしまう。そのうち放置なんかも。)
もっと大人数でRedmineする場合はプロジェクトを分割する。

ブランチのサイクルから

プロジェクトにも親子関係を適用できるので、メジャーバージョンで本番リリースしたものはブランチとして子プロジェクトにするといい。

スクラム

2001年 Agile Software Development with Scrumで文章化された。
Sprintという単位で開発を進める。Sprintは短くて1週間長くて4週間程度。
詳細はEn.Wikipediaのほうがよさそう。
Scrum (development) - Wikipedia, the free encyclopedia

知らなかったワード

  • KTP
    • Keep/Problem/Tryのこと(良かったので続けること/悪かったのでやめること/試したいこと)